55のメッセージ33 悩んだら、悩むのを止めましょう!? 「教育は愛」No.861

55のメッセージ

55のメッセージー33 悩んだら、悩むのを止めましょう!?  (人生編)

◆人間は、生きている限り、楽しいこともあれば、苦しいこともあります。

 それは、車窓から見える景色と同じです。時とともに景色は移り変わり、やがて過ぎ去っていきます。振り返ってみれば、その一つ一つが懐かしい思い出になっていることもあります。

 しかし、悩んでいる真っただ中では、そう簡単にはいきません。どうしてよいのか分からなくなるほど、苦しいものです。

 朝から晩まで悩み続け、夜、ベッドに入っても頭から離れない。夢にまで出てくることもあります。

 特に、仕事に就いて間もない頃は、人生経験も少なく、悩み方も深刻でした。食事が喉を通らなくなったことさえあります。

 このような状態では、仕事も手につきません。

 そこで、どうすれば気分転換ができるのか、自分なりにあれこれと考えました。

 お酒を飲む。愚痴を聞いてもらう。同僚や先輩に相談する。家族に支えてもらう……。

 いろいろな方法を試してみました。それぞれに一定の効果がありましたが、その中で、私にとって最も効果があった方法をご紹介します。

 それは、「悩むのを止めること」です。

 「えっ? 悩みが消えないから悩んでいるのではないか!」

 そんな声が聞こえてきそうですね。

 私が申し上げたいのは、悩みそのものを無理に消そうとするのではなく、**「悩みがあっても、悩みについて考えるのをいったん止める」**ということです。

 たとえ一時的であっても、悩みの事柄から自分の思考を解放してあげるのです。

 そして、目の前にある仕事に取り組んだり、自分が楽しみにしていることを考えたりして、意識を別の方向に向けてみます。

 すると、不思議なことに、悩みが頭の中を占める時間が少しずつ減っていきます。

 もちろん、仕事や楽しいことに夢中になっている間は忘れられても、一段落して何もすることがなくなると、再び悩みが頭をよぎることもあります。

 そんなときは、また意識を仕事や楽しみに向けてみるのです。

 そして、悩みの根本的な解決については、一人で抱え込まず、同僚や家族など、信頼できる人と一緒に考えていけばよいのです。

 決して、一人だけで抱え込まないことです。

 心が悩みでいっぱいになっていると、視野が狭くなり、よい解決策も見つかりにくくなります。

 しかし、悩みについて考える時間をいったん止め、自分の心を少しずつ整えていくと、冷静に物事を考えられるようになります。すると、それまで思いつかなかった解決策が見えてくることもあるのです。

 私の場合、悩んでいることだけを考え続けるよりも、ずっと効率よく解決に向かうことができました。

 悩みを抱えているときこそ、無理に答えを出そうとせず、いったん立ち止まってみる。

 悩み続けることと、悩みを解決することは、同じではありません。

 悩まれたときには、ぜひ、一度お試しください。

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